慈しみの心
毎朝、新聞を読むのが好きな私なのですが
数か月前から、楽しみにしている欄があります。
それは、1面に載っている【慈しみの心】です。
特に、心に残った記事があります。
「人はもとより一死あり、
あるいは太山より重く あるいは鴻毛より軽し。
用の趨(おもむ)くところ異なればなり。」
意味は、
「人はだれでも死を避けることはできないが、
その死に方には違いがある。
虫けらのように殺され、棄てられるように死ぬ人もあれば、
多くの人に惜しまれ、悲しまれて死ぬ人もいる。
山の重みのような死もあれば、鳥の毛のように軽く死んでゆく人もいる。」

よく、父親が私に話してくれました。
【良い人生だったのか、悪い人生だったのかは
自分で知ることはできないよ。
亡くなって初めて、その人のどんな人生だったのか分かるんだよ。】
その言葉をふと思い出させてくれた、ページでした。