初めての“すこ”作り
毎年、マルカワみそ冬の陣の忙しい時期に
お手伝いに来てくださっているDさんが
たくさんの野菜を持って来てくれました。
その中にあった立派な「ずいき」
(ずいきとは、八ツ頭や里芋等の葉と茎の部分です。)

福井では”すこ”という酢の物にして食べることが多いのですが
私は「すこ」が大好きだと社長に話をしたら
「作ってみたら?」と言われ
(私にもできるのかな?大変だってよく聞くけど・・・)
でも作ったことないし作ってみよう!と持って帰りました。
早速その足で実家の母に作り方を聞きに行くと、
「ぷーっと皮をむいて、塩で揉んで、炒めて甘酢に漬ければ出来るんや」と教えてくれました。
あれ?なんか簡単そう?
そう思った私は、夜お風呂に入る前にでもちょちょっと作ろうかと皮を剥き始めました。(←すこ作りをなめてる)
ところがどっこい、皮が剥きにくい!
急げば急ぐほど、皮が途中で切れる!
あぁあああああああストレスたまる。
2本皮を剥いたところでもう我慢ができず母に電話をしました。
「ねぇ、皮がキレイに剥けんのやけど・・・」
「剥けんかったら、そこで折ればいいんや。ほんなもん急いで作るもんじゃない。のんびり作るもんや」と言われ、何とか頑張って5本ほど剥きました。
とりあえず、5本分だけ「すこ」にしてみました。
母から、「甘酢に漬けたら蓋をして開けたらあかんよ。朝になって蓋を取る時がドキドキするんや!」と言われたので
蓋を開けず、朝まで我慢。
朝になってドキドキしながら蓋をあけると
おぉおぉおおお!

私の大好きなすこになってる!!!
これは店で買うと高いのですが、高いのも納得です。
せっかちな私には長ーーーーく感じた皮剥きタイム。
子供の頃、おばあちゃんがすこを大きい鍋いっぱいに作ってたけど
あれはもの凄く大変な時間を要していたんですね。
次の日、心を入れ替えての~んびりと1時間かけて全部皮を剥きました。
終わってしまうと、また皮が剥きたくなる中毒性のある作業です。
またずいきに出会ったら、皮を剥きたい気分になりそうです。