名前の由来 続き
名前を付けてくれた父は昨年の春に亡くなりました。
ふと、父のことを思い浮かべました。
私の実家は商売をしていたので、両親共に働いていました。
特に父は、いつも夜遅くまで働いていて、休みといったら年に一度の元旦くらいのものでした。
父と母は子どもの私から見てもとても商売が上手で
二人はよく楽しそうに「頼みに行った○○さんが、今日買いに来てくれてよかったなぁ」とか話していました。
父の人生は、商売一筋の人生だったなと思います。
そして私の部屋に来ては、仕事についてよく語ってくれました。
「会社にとって必要な人にならなければならない。」
「仕事を頼まれてするのは誰でもできる、100言われたら120するものだ」
「もし仕事を辞めることになったら、頼むからやめないでくれと言われるくらいにならなあかん」
他にも、たくさんのことを教えてもらいました。
こうやって、考えていたら
働くことが大好きだった父。
父は私に大好きな名前を付けてくれていたのです。